大卒でフリーターしてみたら、年齢を重ねて絶望した話

こんにちは!

今回は実際に相談をよく頂く内容の中から、実話ベースの内容をお伝えできればと思います。

・大学卒業後、新卒で入社してみたものの嫌になって会社を勢いでやめてしまった・・・

・学生時代のアルバイト先にまた戻ってバイトはしているけど、本当にこのままでいいのか・・・

そうお考えの方は、是非ともご覧下さい。

1.フリーターは全く悪くない。けど将来が明るくなりづらい理由

いい就職先に入る為に、大学に入る方が多い日本社会。

実際に、私に相談をくれるフリーターの方は大学卒業している方が殆どです。

アンケートでも、大卒のフリーターは全体の約4割もいることがわかります。

正社員になると責任やルールに縛られ、プレッシャーに感じてしまい、早期に退職するケースが多いので大卒のフリーターは20代前半の方が非常に多いです。

そこから退職してアルバイトをするのが基本的な流れですが、このアルバイトに慣れてしまうことで中々再就職に踏み出せず、ずるずる時間だけが過ぎてしまう・・・

退職後に一旦アルバイトをして、また就職をしようと考える方が多いのですがすぐに動かない方ほど、正社員にならない割合が高くなります

考え方としては、だんだん転職活動が面倒くさくなったり、そもそもアルバイトで居心地が良くて辞めにくかったり、してどんどんやる気がなくなってくるケースが多い様です。

1-1.そのまま正社員にならないと、何故将来が明るくなりづらいのか?

それは、シンプルに「年収」です。

非正規雇用の平均年収が、180万円〜230万円

正規雇用の平均年収が、210万円〜400万円

平均値の差で最大200万円ほど変わってきます。

月収でいうと、約14万円も差が開くので生活水準も大きく変わりますよね。

もし将来的に、結婚したいとか裕福な生活を望んでいる場合は正社員になることをお勧めします。

年収だけでいえば他にも方法はありますが中々難しい場合が多いので手堅く収入を上げる方法としては正社員となり、その後しっかり頑張って頂くのがお勧めかと思います。

2.実際によくある相談について

では実際にフリーターの方でよく頂く相談について、お答えしていきます。

2-1.就職って絶対にした方がいいの?

全くそんな事はありません。

何の為に働くのか?

正社員になることは本当に自分にとって大切なのか?

今の社会においては正社員にならずとも生活する方法が有りますし、アルバイトでも時給のいいバイトも沢山有ります。

就職というのはあくまで「手段」でしかないのです。

幸せな人生を送る為に正社員になることが必要なら正社員になった方が良いですし、そうでないならならない方が良いです。

周りに影響されずに、自分がどう生きていきたいのか考えてみてください

2-2.フリーターってやばいの?

全くやばくありません。

ある程度の年齢になれば周りからの見え方は悪いですが、それだけです。

自分の人生を生きる方がかっこいい、という事でフリーターをやっている方も沢山います。

2-3.フリーターをやるなら、何歳までが限界?

限界はありません。

ただ事実として25歳超えてもまともな正社員としての就業経験がない方は、仕事を選べません。

やってみたい仕事、楽そうな仕事、かっこいい仕事、、選び辛くなります。

中途採用の枠で採用を行う場合は「即戦力」を求めるケースが多い為、年齢だけ積み上げた方は基本的には採用されません。

営業がしたくない?

営業以外の仕事は、営業と同等もしくはそれ以上に求める条件が高いです。

じゃあ事務で。

事務は経験されて、結婚や出産後に復帰する頑張った経験のある方をパートで採用した方がいいのでパソコンもあまり触っていない方は採用されません。

目的が明確でない状態でフリーターをされているなら、まずはプロに相談する事をオススメします。

2-4.就業経験もあまりないし、自信もない。それでも就職できる?

できます。

選択肢は少ないかもしれませんが、最初の1-2年はトレーニング期間として働き、その後その経験を元に少ない選択肢を広げて、いくつかキャリアを選べる様にしましょう。

サポートします。

または、サポートしてくれる機関も沢山ありますのでまずは頼ってください!

3.今ならまだ間に合う?!

ここまで読んで、少し「ドキッ」とした方は今から準備を進められれば間に合います。

3-1.「間に合う」の意味

「間に合う」というのは、勿論就職や人生そのものを指します。

転職活動は思いの外、準備が必要なものが多くて、面倒なことも多いです。

・自己分析

・履歴書

・職務経歴書

・企業選びの軸/企業選定

・転職用のスーツ/女性であればメイク

・各企業の志望動機

・今のバイト先へ退職の意向を伝える

etc..,

「ドキッ」とした今動いてしまえば、間に合います。

4.最後に

ここまでご覧頂き、どうでしたか?

正社員になることは、「必須」ではありません

ですが、今の世の中ではお金、社会的信用、人間としての経験は生活と切り離せるものでもありません。

20代のうちは気にしないことも、30代になって気になってきたり、40代になって後悔したり、50代になってやっと必死になる様なことだったりします。

そうして先延ばしにすればするほど、希望通りの就職から遠ざかっていきます。

動くにしても考えるべきことが沢山ありますのでまずはプロに相談してみて、しっかり就職活動に備えていきましょう。

〈テンマガ編集部:吉川〉