32歳になって気付いた「キャリア」において大事なこと

こんにちは。

編集部の谷口です。

初めてコラムを書くので簡単に紹介をさせてください。

マーケティング会社を中心に飲食店やパーソナルジムなどグループで5社を経営する32歳男です。

元々は義務教育の過程(小学1年生〜中学校3年生まで)を放棄していて

中学校3年生時点で掛け算ができないただの不登校でした。

そこから勿論偏差値の低い高校〜大学と進みましたが

大学がたまたま起業を推進している授業があったことを皮切りに、大学時代に起業〜バイアウトを経験。

起業経験を元に、新卒で戦略コンサルティングを行う企業に就職。

キラキラコンサル!みたいに思ったものの、実際は運でバイアウトまでいけたレベルなので同期で一番のポンコツ。

要領が悪かったので量でカバーするために、1日16~17時間働く生活を週6〜7日行い、鬱になって毎日吐きながら仕事して1年で退職。

勿論、最終全社で成績1位などは取れていません。

なんなら、中々独り立ちができず、先輩などから腫れ物扱いをされたままなんとか過ごして退職です。

その後、ポンコツネット回線の訪問販売や携帯ショップの支援を行うベンチャー企業へ転職。

後述しますが、ここでキャリアの転機が訪れることになります。

そこから独立して、マーケティング会社を立ち上げることに。

結論だけいうと、キャリアがこんなにも人生の充実度に影響があるなんて、という話をします。

反対に26歳で起業をして、6年経って32歳になった今

こんな人はわかりやすく悩んでるなー、という話もします。

◼︎この記事はこんな人にオススメです

・「キャリアを作る」って何?

・生きやすさを重視している人

・起業に関心がある人

・転職に不安がある人

┃結論、キャリアにおいて大事だったこと

先に結論から言います。

30代のキャリアにおいては、「専門性」が大事です。

この専門性がどのレベルなのか、どういうものなのか、何の役にたつのか

これを理解できているおかげで、仕事に困ることが殆どなくなりました。

30歳を超えると、具体的に「何ができるのか」を問われます。

それは20代の様に、「アツいやつ」「フットワークが軽い」「いいやつ」みたいなことは

20代までです。

あなたが30歳を超えたら、また20代でアツくて、フットワークが軽くていいやつはいくらでも出てくるので、30歳を超える(た)あなたよりも20代のその子たちの方が可愛がられていくのです。

だからこそ、30歳を超えたら超具体的に「何ができる人間なのか」

仕事において今までの経歴をもって、どういうバリューを出せる人間を伝えられるだけの

経験やその棚卸しをしてください。

まだ30歳になっていない人は

30歳になるまでにとにかく具体的に「自分のできること」を極めてください。

そのできることとは、できればビジネスにおける専門性です。

できることが沢山ある人なのではなく

できることは少なくても、その分野においては誰にも負けない

そんな「専門性」をつけることで、周りが頼りやすくなります

例えば、システム販売会社が新規営業に苦戦しているとして

「もっと問い合わせがあればいいのになー」と悩んでいたとします。

その悩む前のときに、僕とその社長が何かの機会で一緒になっていて

僕から「僕はマーケティングが強くて、自社も営業マン1人もおらず、基本SEOとメディアとSNSで法人のリードを回収して、そこ向けにセミナーを展開して、関心のより強い企業様と商談をする形でやっています。この方法は効率も悪くないですし再現性が高いので、こういうノウハウも法人向けのマーケ支援で提供しているんですよ。セールスによるアウトバウンドは大事ですが、それと同じくらい勝手に問い合わせがくる設計も大事だと思っているので。僕は特にSNSが強いんですが、法人のリードをSNSで取ることが得意な会社は少ないので、今はまだまだ戦えています」

みたいなことを伝えていたらどうでしょう?

困った時に、ふと「そういえばあの社長が問い合わせ増やすの得意みたいに言ってたな、相談だけでもして何かいい情報を聞けるといいな」となる可能性が十分にあると思いませんか?

これはお勤めの方でも、起業されている方でも大事なことだと思っています。

じゃあそのキャリアをどうやって作るのか、ここから自分のキャリアの転機も含めて簡単に紹介させていただきます。

主に失敗したポンコツ時代の就職と、その後キャリアを作るのに成功した転職について少しだけ紹介します。

ここまで見て、飽きていない方はぜひもう少し見ていってください。

失敗の新卒/成功転職時代

新卒時代はキャリア的な目線でいうと、失敗の一言でした。

学生時代の起業〜バイアウトというキラキラ寄りの経歴や経験は全く活かせず

同期でただ1人、一人前として認められるためのテストに中々合格できず

いざ働き始めても、仕事が本当にできなくてポンコツ扱い。

教育担当の先輩は、会社でTOPの成績を誇るバリキャリウーマンで

僕のポンコツさは理解に及ばないレベルだったらしく、毎日話す度にため息をつかれていました。

それでも喰らいつくために文字通り身を粉にして働いても振るう成果は出ず

病院で鬱と診断され、それでもプライドが許さず吐きながら働く毎日、故にまた成果は出ず

という悪循環の中で改善もできずに退職しました。

親に甘えることもできなかったので、退職後はすぐに転職活動をして

デキるやつのフリして転職活動に臨み、新卒1年未満で退職した人間を拾ってくれる

会社をなんとか見つけて転職しました。

そこがネット回線の訪問販売などをやっているベンチャー企業でした。

ポンコツを隠し通す、という覚悟で仕事に臨みました。

知識は勿論ないので、とにかく質量転化

訪問販売では、ひたすらマンションでインターホンを押し続け

携帯ショップでは、とにかく多くのお客様と話せる様に心掛け

仕事が終われば、振り返りをして

どうすれば契約率が上がるのかを考え続け

新卒時代の時を繰り返さない様に、とにかく考える、行動をするということだけを心掛けていました。

その結果、早いタイミングで成果が出始めて3ヶ月で約50名ほどの全社で営業成績1位に

そのまま昇進して、1年後には部長職に。

昇進したこと、成績が優秀なことが良いのではなく

そのことで、自分の働き方、自分のやってみたいことなどの交渉がやりやすくなったこと

一番大きなメリットとなりました。

そこからは、人事職と兼務、その後は人事専任での管理職になり

会社の上場準備を行ったり、入社当時20名ほどの会社が全国で300名を超えるほどになり

企業の成長を結果として支える一翼を担う経験をすることができました。

(その間、結果を出すためにマーケティングのスキルの強化をしていました)

何者かになるのではない

ここまでで伝えたいことは、「何者かになる必要がある」ということでなく

「どの分野の何だったら、あなたは勝てる人材なのか?」ということです。

そのために、どういう20代を過ごすのか

もしくは30代を超えた今、棚卸しすると自分は何ができる人なのか?

プライドや人間性の話ではなく、ビジネスの世界でどういうスキルがあるのか。

成功は必須ではありません。

必須なのは、「経験」と「その経験を支えた試行錯誤の数々」です。

まとめ

30歳を超えて、聞かれることが増えたこと

僕の場合はたまたま答えられるだけの専門性をサラリーマン時代に身につけていたこと

そしてそれがサラリーでも、独立後でも有効なこと

自分の人生においては非常に重要なことだと気づくことができたので

この記事をご覧いただいている方にもシェアできたらと思い、少し綴らせていただきました。

出世や転職、独立どのフェーズでも

あって損のない内容だと思いますのでこの機会にぜひキャリアを深堀って考えてみてはいかがでしょうか?

〈編集:テンマガ編集部谷口〉