もう一度会いたいと思わせる!「また会いたい人」になるための秘訣



はじめに

「また会いたいな」と思われる人になるって、どんなことが大事なんでしょう?仕事でもプライベートでも、初めての出会いが良い印象だったら、その後も関係を深めていけるチャンスが増えますよね。
このコラムでは、中谷彰宏さんの著書『また会いたいと思われる人、二度目はないと思われる人』の内容に触れながら、そんな「また会いたい」と思われるためのコツをご紹介していきます。

「初対面での印象をどう良くすればいいか知りたい」「人ともっと気軽に話せるようになりたい」――こんな気持ちを持っている方は、今回の内容がきっと役に立つはずです。
普段のちょっとした言動を工夫するだけで、出会った人と自然に関係を築きやすくなりますよ!
さっそく、日常で使えるヒントを見ていきましょう!


一度目の出会いを大切にする

一度目の出会い、これはとても重要な瞬間です。
多くの人は「一度会ってくれたから、また会ってもらえるだろう」と考えてしまいがちですが、実はその一回が、今後の関係を大きく左右します。

例えば「また機会があればご一緒しましょう」とか「何かあったらお仕事をください」といった、少し曖昧な表現でその場を終えてしまうのは要注意です。こういった言葉では、相手に強い印象を残せない可能性が高く、「その機会」は永遠に来ないかもしれません。特にビジネスシーンでは、相手に「また会いたい」と思ってもらうことが次につながるカギです。

「また一緒に何かやりたい」と思う相手がいるなら、一度目の出会いから全力を出しましょう。会う前にしっかりと企画や提案を練り、「こういうプロジェクトを一緒にやりたいんです!」と具体的な案を持っていく。これにより相手は「この人は本気で関わりたいと思ってくれている」と感じてくれます。

一度目から全力を出す、これが本当に重要です。
気合いを入れて全力で向き合う人ほど、相手に「また会いたい」と思わせることができ、次の機会につながりやすくなります!


質問には具体的に答える

質問されたとき、ついついシンプルに答えて終わってしまうことってありますよね。でも、これがせっかくの会話のチャンスを逃してしまうポイントになるんです。
例えば、「ご出身はどちらですか?」と聞かれたときに「関東です」と答えるよりも、「浅草なんです。実はお祭りが有名で…」と少しだけ具体的な情報をプラスして答えると、話がどんどん広がります。具体的に答えることで相手もあなたに興味を持ちやすくなりますし、その場の会話が一気に盛り上がるきっかけにもなります。相手が「えっ、浅草!お祭りすごいですよね!」と共通の話題を見つけるかもしれませんし、「実は私も昔よく行ってたんです」と、話がつながることだってあるかもしれません。ちょっとした情報を足すだけで、会話がどんどん深まるんですね。
具体的に答えることって、ただの会話に見えて実はコミュニケーションの技術のひとつでもあります。
気軽な質問に少し詳しく答えるだけで、相手との距離がグッと縮まる。
質問されたときは「ここで自分をもう少しアピールできるチャンスかも」と思って、少し踏み込んで話してみると、会話がより楽しく、充実したものになるかもしれませんよ!


話しかけられるのを待つな

集まりやイベントで「誰か話しかけてくれないかな…」ってついつい待ってしまうこと、ありますよね。でも、そこで待っているだけではチャンスがなかなか巡ってこないものです。
例えば、飲み会やパーティーの席でひたすら座っているだけだと、せっかくの「出会い」がどんどん通り過ぎてしまいます。

実は、自分から声をかけるだけで、意外なほど簡単に会話が始まるもの。むしろ待っている時間がもったいない!話しかけるのにちょっと勇気がいる気がしますが、会話をスタートさせた瞬間、意外とスムーズにいくことも多いです。「隣に座っていいですか?」や「この会場に来たのは初めてですか?」など、気軽な一言でOK。相手も実は話しかけてもらうのを待っていたりしますから、リラックスして自然体で行きましょう。

実業家の松下幸之助さん、皆さんもご存知でしょうか?
松下電器産業(現・パナソニック)を創業し、日本の「経営の神様」と称される彼には、新幹線で出会った人に挨拶をするためにわざわざホームまで降りた、という有名なエピソードがあります。彼は、自らの行動で出会いを作り出す姿勢を大切にしていたんですね。
このように、出会いの場で積極的に行動することは、未来の可能性を広げるためにとても大切です。

話しかけることで相手と新しいつながりが生まれるだけでなく、「この人と話せてよかった!」と思える瞬間も増えるかもしれません。
もしかすると、そこから次に繋がるチャンスが生まれるかも?次に会うときは、きっとお互いに安心して声をかけ合える関係になっていることでしょう。
せっかくの出会いの場、一歩踏み出して、自分からアクションを起こすことで、思いがけない良い縁ができるかもしれませんよ!


ライバルの商品を紹介する

何を買うかももちろん大事だけど、「誰から買うか」がそれ以上に大事、ということがあるんですよね。
たとえば営業の場面で、親身になって自社のものだけを勧めるのではなく、ライバルの商品も含めて、お客様に合うものを誠実に紹介するスタイル。そうすると、相手は「この人は本当に自分のことを考えてくれている」と感じてくれます。

「うちの商品はこういう点で強みですけど、ライバルさんの製品も〇〇が優れていますよ」と、あえてライバルの良さも正直に伝えてみるんです。そうすることで、自分の商品を押し売りしない姿勢や、相手のためになる提案をする姿勢が伝わり、相手からの信頼も深まります。

「この人は知識も豊富で親切だし、信用できそうだな」——こう思われることで、お客様は自然とあなたから買いたいという気持ちに。
結果、親身で信頼感ある営業が、長期的な関係性にもつながります。
顧客にとっては、どの製品を買うかだけでなく、誰から購入するかも大きな判断材料。
ここを意識して、顧客に寄り添った提案を心がけてみましょう!


めんどくさいことをやってあげる

めんどくさいことを「やってあげる」って、意外と強力な武器になるんです。
たとえば、相手が道順や電車の乗り換えを聞いてきたら、パッと最短ルートだけ伝えるのではなく、「こんなルートもあるよ、夜行バスならこんな感じで行けるよ」と選択肢をいくつか出してみる。こうした気配りって、実はめんどうな作業かもしれませんが、その一手間が相手にとっては大きな価値になります。

相手が「どうしようかな、ここがちょっと面倒なんだよな…」と思っているポイントに、先回りして手を差し伸べると、「この人、細かいところまで気を配ってくれるんだな」と思ってもらえるんです。
自分にとっては些細なことでも、相手にとってはその気配りが心に残って、「またこの人にお願いしたい」「この人になら信頼して相談できる」と感じてもらえる可能性がグッと高まります。

ビジネスにおいては、特に「面倒なことまでフォローしてくれる人」として相手に認識されると、長い付き合いが生まれることが多いんですよね。たかが手間、されど手間。
ちょっとした気配りを大事にしていくと、いつの間にか相手との関係も深まっていきます!


スマホを切る

会話の場でスマホを切るのって、ちょっとしたマナーだけど実はすごく大事。つい通知が来たら気になって見ちゃいがちですが、それって目の前にいる人には「あれ、自分と話すよりスマホが優先なのかな?」って感じさせてしまいますよね。

友達とランチしてるときにずっとスマホばかり見られてると、「ちゃんと話聞いてる?」ってモヤモヤすること、ありませんか?
ビジネスの場でも同じで、話をしている相手に集中していることを見せるだけで、こちらの誠意が伝わります。

だからこそ、面談や打ち合わせのときは一旦スマホをオフにするか、見えないところに置くようにするのがおすすめ。これだけで、相手は「あ、自分との時間を大切にしてくれてるんだな」って感じてくれるものです。「スマホ切るの面倒だな…」と思うかもしれませんが、相手からの信頼を得るためには簡単にできるひと工夫です!


遅れてきた相手には「ありがとうございます」

人が遅れてきたとき、つい「大丈夫だよ」と軽く済ませたくなるかもしれませんが、そんなときこそ一歩先の気配りを!「忙しい中、急いで来てくれてありがとう!」と伝えるだけで、相手に対する気遣いがグッと伝わります。ただ「大丈夫」というよりも、遅れてまで来てくれたことへの感謝の気持ちをはっきり示すことで、相手の印象に残りやすくなりますよ。
細かい気配りができる人と思われ、相手との信頼関係が深まるきっかけになります!


出会いの貴重さに気づく

人との出会いは本当に貴重なもの。日常の中で、なんとなく人と出会って、なんとなく時間が過ぎてしまいがちですよね。
でも、一度の出会いが人生を変えることだってあるんです。
だからこそ、出会った瞬間を大切に、相手と過ごす時間に全力を注ぐことが大事!今会っている人とは二度と会えないかもしれない…そう思うと、一瞬一瞬が特別に感じられるはずです。相手に興味を持って向き合い、まず自分から歩み寄る。こうして一つひとつの出会いを丁寧に積み重ねていくことで、自然と人間関係が豊かになっていくんです。
出会いを大切に、いつでも一期一会の気持ちで!


まとめ

以上が「また会いたい」と思われるための秘訣でした。
仕事でもプライベートでも、さりげない気遣いや行動が相手にとっての「次も会いたいな」という感情につながります。
今日からぜひ意識して実践してみてくださいね!