はじめに
お金の考え方をちょっと変えるだけで、日常や将来が大きく変わるかもしれません。
このコラムでは、小田桐あさぎさんの著書『女子とお金のリアル』をもとに、お金との向き合い方を見直し、もっと自由に生きるためのヒントをお届けします。
小田桐あさぎさんは、今でこそ年商4億円を稼ぐ実業家ですが、もともとは手取り14万円の給料で生活していて、同棲していた彼氏はなんとニート。神奈川県にあるシャワーもない家賃4万円のアパートで、主食はいつも100円ショップのパスタでした。それに加えて、消費者金融で200万円もの借金を抱え、利息の支払いに苦しんでいた時期もあったそうです。「ハイスペックな男性と結婚して人生逆転!」と思ったこともあったそうですが、思うようにいかず。ところが諦めず、そこから7回の転職を重ねて、年収500万円にまで収入を上げることに成功しました!
さらに、副業でホステスをしたり、ブログを書き始めたことがきっかけで人生が一変!
今では実業家として大成功を収めています。
この記事では、彼女が経験から学んだ「お金との向き合い方」を紹介していきます。自分らしい豊かさに向けて、何かのヒントを見つけてもらえたらうれしいです!
お金の呪い
世の中には、「お金」や「女性」に対する変な価値観が、当たり前のように浸透しています。
たとえば、「なるべくいい大学に行って、良い会社に入るために勉強を頑張る」「稼げる男性と結婚するために自分磨きや婚活に励む」「介護や家事は女性がやるもの」なんて価値観、どこかで聞いたことありますよね?
他にも、「スーパーで1円でも安いものを選ぶような倹約家の妻が理想的」「男性より稼ぐとモテない」といった考え方も、この「お金の呪い」の一部です。こうした価値観に従って生きていると、ふと「これって自分のための人生じゃなくて、親や夫、子どものための人生になってない?」と思うことも。これらの考え方って、実は幻想であり、もう時代遅れなんです。
今は、学歴がなくても東大卒の人より稼いでいる人がたくさんいる時代です。
YouTuberやインスタグラマー、経営者など、さまざまな分野で活躍している女性が増えていますし、「良い会社に入る」「結婚して支えてもらう」というのは、もはや唯一の道ではありません。
「楽しさ」「やりがい」「愛」「キャリア」「お金」女性もこれらをすべて手に入れて、自由で充実した人生を築ける時代です。自立して自分らしく生きるためには、こうした「お金の呪い」を手放し、自分の人生を大事にしていくことが大切なんです!
節約や貯金は素晴らしいという価値観を捨てる
「節約は良いこと!」と考えがちですが、これって実は「自分はこれ以上稼げない」と思い込んでいるからかもしれません。「収入は増えないから、せめて支出を減らしてお金を残そう」と、節約ばかりに意識が向いてしまうんですね。でも、節約に夢中になっていると、自分の成長や新しい体験にお金を使うチャンスを逃してしまいがちです。その結果、ますます「稼げない自分」を強化してしまうことに…。
株式会社ZOZOの創業者である前澤勇作さんは高校生の頃からバイト代をレコードや楽器にバンバン使っていたそうです。そのおかげで、いろんな人と会ったり、かけがえのない経験ができたりして、気づけば今の自分に繋がるスキルや感性が磨かれていたと言います。
彼にとっては、「お金を使った先に、価値ある経験や人との出会いが待っていた」んですね。
実際、いくら貯金があっても、漠然とした「お金の不安」は完全には消えないもの。
それなら、稼ぐために必要なことにお金を使って、自分の価値を上げていく方がよっぽど安心できると思いませんか?
自分が「これは価値がある!」と感じるものには、ためらわずにお金を使ってみましょう!
欲望を書き出す
自分の「本当にやりたいこと」って、案外フワッとしていて曖昧なことが多いですよね。
心で感じた欲望や理想をそのままにしていると、結局「自分はどうなりたいんだろう?」という根本が見えないままになりがちです。そこでオススメなのが、心に浮かんだ自分の欲望を紙に書き出してみることです。
「将来どうなりたいか?」「結婚したいのか、子どもが欲しいのか?」「どんな生活を送りたいのか?」こうした大事なことがハッキリしないと、今何をするべきかも決まりません。実際、小田桐あさぎさんも人生が大きく変わるきっかけになったのは、手帳に自分の欲望を書き出すことだったそうです。自分の考えや願望を言語化することで、初めて自分が求めているものに気づけるからです。
小田桐あさぎさんの著書にも「言語化は具現化の第一歩。フワッとした理想は叶いにくい」と書かれています。書くことで初めて自分が何を望んでいるのか、どんな方向に進みたいのかがはっきりしてきます。逆に、言葉にしなければ、自分の本当の気持ちを理解するのは難しいもの。
書き出すのは簡単なことですが、自己認識を深め、未来に向けた行動を決めるためにはとても効果的。思いつくままに、自分の欲望をどんどん書き出してみましょう!
自分自身の資産を作る
「資産」とは、持っているだけでお金が入ってくるもの。資本主義社会では、こうした資産を持っているかどうかが「お金持ちになれるかどうか」のカギです。自分が働かなくても収入を生むもの、たとえば不動産の家賃収入、株の配当、自分がいなくても回る会社、ブログの記事、本や曲の印税、動画コンテンツなどが資産の代表例です。こうした資産を持つことで、たとえ寝ている間でもお金が入ってくる仕組みができ、経済的な自由がぐっと近づくんです。
インターネットの発達により、ブログやSNS、YouTubeの動画、ポッドキャストなど、自分の資産を作るチャンスが増えました。
実際、小田桐あさぎさんも妊娠中に書いたブログがきっかけで恋愛相談につながり、それがセミナーや講座の開催、さらに本の出版という形で返ってきたのです。こうした変化が起きたのも、「ブログ」という、自分が寝ている間も多くの人に読んでもらえる資産を作ったからこそ。
おすすめは、安全に会社員やパートをしながら副業として小さくスタートしてみることです。
小さな一歩から始めて軌道に乗ってきたら、小田桐あさぎさんのように会社員やパートを辞めて独り立ちするのもありです!
嫉妬する人から学ぶ
「あの人が羨ましい…」とか、「なんかずるい!」と感じることってありますよね?実は、この嫉妬心って「自分もやれるかもしれない」と思っているときに感じやすい感情なんです。たとえば、メジャーリーガーの大谷翔平さんに嫉妬する人はあまりいないはず。彼は自分の手が届く範囲をはるかに超えた別次元で活躍しているからです。
嫉妬を感じる相手って、自分が普段やっていることや、苦労なくできることを使って大金を稼いでいたり、成功していたりする人ではありませんか?
つまり、「自分でもできそう」と思えるからこそ嫉妬心が湧いてくるんです。
ただ批判するだけではもったいないので、その人のやり方を真似してみたり、もしできるならその人から直接アドバイスをもらうのも手です。嫉妬は、学びと成長のチャンスとして活かしてみましょう!
まとめ
お金についての考え方を少し変えるだけで、日常がもっと自由で楽しいものに変わるかもしれません。「お金の呪い」にとらわれず、自分の本当にやりたいことに向き合っていくと、意外と自分らしい人生が見えてくるものです。
ただ貯めるだけじゃなく、未来の自分のためにどうお金を使うかを考えてみたり、自分の欲望を書き出してみたり、資産づくりを少しずつ始めてみることで、新しいステップに踏み出す準備が整います。
そして、もし「もっと自分らしく生きてみたい」「新しい環境でチャレンジしたい」と感じたら、キャリア相談もぜひ活用してみてください!