携帯販売からマーケターになって年収が350万円→年収700万円になった話

こんにちは。

編集部の谷口です。

突然ですが、皆さんは「年収」をあげることに興味はありますか?

全く興味のない方は、殆どいませんよね。笑

今回のコラムは

携帯販売をしていた僕がマーケターになって年収が増えた話をします。

実際に年収のあげ方を考えないまま、結果として「年収」をあげることに繋がった

キャリアアップの仕方について、書いていきたいと思います。

◼︎この記事はこんな人にオススメです

・「キャリアアップ」って具体的にどういうこと?って人

・年収の上げ方を知りたい人

・転職に不安がある人

┃僕の年収の推移

僕の経歴は以前に書いたコラムでも説明しているのでよかったら詳しくはそちらも見てください。

リンク:32歳になって気付いた「キャリア」において大事なこと

簡単に経歴をまとめると

・大学時代に起業〜バイアウトを経験

・新卒で戦略コンサルティングの会社に就職も、ポンコツのまま1年で退職

・中途でネット回線の訪問販売や携帯ショップへ人員派遣をするベンチャー企業へ営業として転職

・成果を出すことができ、人事職へジョブチェンジ

・人事職として、セールスとマーケティングに力を入れて成果を出す

・管理職に昇進

・独立

具体的な年収の推移をいうと

大学生時代:???

新卒 時代:約400万円

営業 時代:約350万円

人事 時代:約400万円

管理職時代:約700万円

です。(大学生時代が一番稼いでいたのは内緒です。)

「なんや、単純に昇進しただけかい!」そう思いましたか?

そうです、僕は昇進することで年収をあげることができたのです。

ご自身の立場で考えてみてください。

例えばあなたが現在の年収が400万円ぐらいだとします。

それを1年で年収400万円→年収500万円にすることは簡単なことでしょうか?

例えばご家族(奥様は専業主婦で、お子さんがいると仮定)をお持ちで「子供に習い事をさせたい」とお思いしたとします。

月に+3万円ぐらい手取りが増えたら子供に好きなことをさせられるから給料をあげたい、とお考えになりました。

+3万円を月にあげるとなると、手取りで年間36万円、額面で考えると50万円弱ほど必要です。

これを叶えるにはどういう方法があるでしょうか?

次の章で「年収のあげ方の種類」についてお話していきます。

┃年収の上げ方の種類について

現在、お勤めの方が年収を上げようと考えると、下記の方法があるかと思います。

①転職をする

②昇進・昇給をする

③副業をする

④残業をする

大きく分けるとこの4種類ぐらいに分類されます。

その中でも一番難しいのは「②昇進・昇給をする」だと思います。

反対に難易度が低いのは「④残業をする」ですかね。

但し、残業代が正確に出ない会社があったり

時間と引き換えにしてるだけなので限界があったりして

あまりオススメではないかもしれません。笑

反対にオススメは「①転職をする」ですね。

転職自体にハードルを感じる方は少なくないとは思いますが

同業界で、かつやることもほぼ変わらなくても年収をあげることが可能だったり

年収が上がりやすい業界や職種への変更でそもそも年収が上がったり

はたまた、急に天職が見つかる、みたいなこともなきにしもあらずです。

年収アップを検討する際には、転職も選択肢に入れて一度様々な企業と話をしてみるのも一つの手かもしれません。

僕がやったのは前述通り、昇進ですが

実質はキャリアチェンジに近いものだったこととその経緯についてお話します。

年収が上がった経緯(キャリア)

ー 営業時代 ー

まず大前提、僕はネット回線をマンションに行ってピンポンして販売するところからスタートしました。

(決してやりたい仕事ではなかったです。笑)

無知故に何をするかみたいなところよりは、どういう人たちと働くかとチャンスがある会社で転職時の会社選びを行いました。

その結果、最初は訪問販売からスタートしてマンションに行ってピンポンを繰り返す日々。

事業自体の方向性が変わったと思えば、大手キャリアの携帯ショップへ派遣されてショップ店員の代わりにネット回線または携帯端末を販売する、という営業をやっていました。

販売件数や台数を見られる割には、特に毎月の報酬にインセンティブがある形ではなくて「褒められる」「デキるやつ扱いする」ということが報酬の様でした。笑

前職の戦略コンサル時代はハードだったものの学びが非常にあったのと働くメンツのモチベーションも高かったため、すごくやりがいを感じていましたが、転職後は訪問販売の場合は1人稼動、携帯ショップの派遣も1人、携帯ショップのスタッフさんは店舗にはよるものの「派遣スタッフ」にいい印象を持っている人も少なく、仲間というよりはどちらかというと敵視している様な環境でしたね。

その中でも特殊な背景があって(詳しくはこちらで話をしています【リンク】)、成果を出すのに少し躍起になっていたので、相当必死にやっていました。

正直仕事をしていて面白くはなく、個人のプライドのために懸命にやっていた感覚です。

一刻も早く、現状の仕事ではない仕事がしたい・・・

けど、成果を出していない人間が選択の自由を手に入れることはできない。

そう思い、キャリアについては常に検討しながら仕事をしていました。

そこからほどなくして、成果を出せる様になり(給料は変わらない)営業として昇進。(昇進といっても給与は雀の涙ほど)

昇進して少人数のマネジメントに関わることとなりました。

そしてマネジメントもしながら、営業としての役割もこなしていく中で「どうしたら楽しい仕事ができるか」を考える様になり、「楽しい仕事とはそもそも何?」「自分は何がしたいんだっけ?」そんなことも考え始めます。

その中で転機が訪れます。

ー 人事時代 ー

ビジネスモデル的に「携帯ショップへ派遣をする」ことで報酬をもらっていたので、会社として大事なのは「いかに採用して、携帯ショップへ派遣できるか」でした。

昇進するまでは知らなかったのですが、昇進してKPIなどの設定から理解する様になりました。

業務委託も勿論大事なのですが、特に大事なのは

「固定費が低くて、尚且つ教育しやすい若手」つまり若手の正社員の採用が大事だということに気づきました。

会社としても新卒の採用もしくは若手の中途採用に力を入れている様子でした。

ただ若手の優秀そうな方で「ネット回線や携帯を売りたい!」みたいな方は早々いない、というのが事実で、苦戦しているのも事実でした。

そんな中、社長から僕に声がかかります。

当時、月次の営業成績が1〜3位以内で、かつチームのマネジメントも上手くいっておりチームとしても成績の出ていた僕に社長から「採用もやってみないか」と声がかかりました。

人事の中でも採用領域の人事は人気が高いことを知っていた僕はすぐにOKを出し、採用に関わることになりました。

実際にやってみると

・ベンチャー企業なので見つけてもらいづらい(応募が少ない)

・応募が来ても仕事内容に魅力を感じてもらいづらい

・でも仕事内容を盛ると、ギャップで辞めるのが早い

という課題があって、細かくすると山盛りに課題もあった中で試行錯誤をしていきます。

この時、年収はまだ入社当初と殆ど変わりません。笑

ー 採用マーケティング ー

課題は多かったのですが、全部の課題は一気には解決できません。

会社としても、僕としてもまずは応募数を集めないことには話にならない、ということでこの課題に向き合うことにしました。

幸い、戦略コンサルティング時代にエリアマーケティングとして競合が近くにある中での店舗への集客」もやっていたため、「人を集める」というのはアナログでも、オンラインでも経験も実績もありました。

そこで「ベンチャー企業の採用マーケティングを強化する」というテーマで個人で業務をプロジェクト化して臨むこととしました。

経験も実績もあれど、1年程度なのと採用に対して知見があった訳でもなかったので1人で勝手にあれこれして、まあ失敗したら失敗したでいいや程度に考えて、実行していきました。

興味のある方がいたらですが、採用マーケティングの詳細についてはまた別のコラムなどで話せたらと思います。

その結果、新卒採用の領域でいうと


▶︎新卒の入社数

人事スタート時:5名(この前年度も5名ほど)

採用マーケ実施:17名

という結果になりました。

これだけだとインパクトはないかもしれません。笑

でも中途採用も全国の拠点でそこそこ採用することができたこともあって、昇進することができました

最終的には

自分の入社時20名ほどの会社が、退職時には300名を超える人数になっていました。

(省いていますが、人事評価制度の制定や教育体制の変更などもしています)

ー 経緯の結果として ー

営業時代と工数は変わらない中で、会社に対しては営業時代よりも多くの利益を作ることに貢献した結果

年収350万円→年収700万円に上がる結果となりました。

まとめ

この記事で伝えたかったことは

「年収を上げる近道は、スキルをつけて生産性を上げる」

「もしくはキャリアチェンジかジョブチェンジで、スキルの活かせる場所にいき、キャリアアップする」

ということです。

年収が上がることが大事なのではなく、

・年収を上げられるだけのスキルをつける

・年収を上げられるだけの業界もしくは会社の土壌がある

ということも加えて大事だと僕は思っています。

これは幾つになっても大事な部分だと思いますので、ぜひ詳しい方にご相談されてください。

「#テンマガ」でも専門のキャリアアドバイザーが相談に乗ることが可能ですので、詳しくは公式ラインからご相談されてみてもいいかもしれません。

〈編集:テンマガ編集部谷口〉