こんにちは!テンマガ編集部の山崎です!
私は採用支援の会社で、1000人近くの求職者の方々の面接をしてきました。
面接をする中での経験をもとに、これから転職活動に挑むあなたへ役立つ情報をシェアできたらと思います!
面接をする際に、面接官が特に注目するポイントの一つが「年齢」と「転職回数」。
特に転職回数が多い方の場合、面接官としては「この人、またすぐに辞めてしまうんじゃ?・・・」という不安を感じることが少なくありません。
「転職回数が多い」という点に不安を感じているそこのあなた。
履歴書を書きながら、採用されないのではないか・・・。と心配になっているのではないでしょうか?
でも、安心してください!
結論、転職回数が多いからといって必ずしも不利になるわけではないのです!
むしろ、正しいアプローチをすれば、あなたの多様な経験が大きな強みとなり、面接で成功を収めることができます。
このコラムでは、転職回数が多いあなたが面接でその経験を最大限に活かし、次のキャリアステップを自信を持って踏み出すための具体的な対策を5つ紹介します。
これまでの経験をポジティブに捉え、次のステージで成功するための鍵となるポイントを一緒に探していきましょう!
なぜ求人企業側は転職回数が気になるのか?
そもそも、回数が多いと企業側にとって何が不安材料なのでしょうか。
それはまさに「継続力」に不安があるという点です。
雇用主側としては、採用するからには長く働いてほしいという気持ちで採用活動をされています。
すぐに辞めてしまうリスクのある方はなるべく採用したくない、、というのがホンネ。
だからこそ、転職回数や転職理由は面接においてマストで聞かれる部分なのです。
1. ポジティブな理由を強調しよう
まず、転職の理由をポジティブに伝えることが非常に重要。
転職の度に新しいスキルや知識を得て、キャリアアップができていることを強調しましょう。
例えば、「自己成長のため」「新しいチャレンジを求めて」といった前向きな理由を説明することで、転職が単なる「転職癖」ではなく、自己啓発の一環であると理解してもらうことができます。
例①:「前職ではマーケティングの基礎を学びましたが、その後、自分のスキルをもっと広げたいと思い、次の職場でデジタルマーケティングに特化した経験を積みました」
→転職がキャリアのステップアップのためであったことを明確に伝えることで、転職の多さをポジティブにアピールすることができます◎
例②:「前職では小さな会社で総務業務を担当していましたが、自分の視野を広げるため、大手企業での人事業務にチャレンジしました」
→転職を自分の成長のための手段と捉えることができます◎
2. 各職歴での成果を具体的に示す
次に、これまでの職歴での成果や貢献を具体的に伝えることがポイントです。
転職回数が多くても、それぞれの職場でどのような成果を上げたのかをしっかりと説明できれば、あなたの価値を理解しやすくなります。
特に、実績やスキルを具体的な数字やエピソードで説明することで、説得力が増します。
例①:「前職では営業職として、3年間で売上を20%増加させ、チームリーダーとして新人教育にも貢献しました」
→具体的な数字を示したことで、面接官に強い印象を与えることができる◎
例②:「前職でのプロジェクトでは、業務効率を15%向上させるためのシステム導入を主導し、コスト削減に成功しました」
→具体的な成果を示すことで、確かな成果があることを伝えることができる◎
また、異なる業界での経験を強みとしてアピールすることも有効です。
例③:「前職では小売業界での顧客対応のスキルを磨きましたが、その経験を活かして、次の職場ではカスタマーサービスのリーダーとして、顧客満足度を10%向上させました」
→異業種間の経験を結びつけることができ、柔軟性と多様なスキルセットをアピールできる◎
3. 職務経歴書は時系列ではなくキャリアごとに
短期の派遣(1〜2年ほど)の繰り返しだった方などはどうしても転職回数が多くなってしまいがちです。
このような場合はある意味やむを得ないのですが、面接の場面で「なぜ長期の仕事ではなく短期を選択していたのか?」と聞かれるケースが多くあります。
また、転職理由として採用担当者が不安になるのは「やってみたけど合わなくて他の仕事にチャレンジした」という内容が続き、経歴に一貫性がない場合。
このような場合の対策としては職務経歴書を時系列ではなくキャリアごとに書くということ。
内容は同じでも、見せ方一つで印象ががらりと変わります。
転職理由を一貫したストーリーとしてまとめることは、あなたのキャリアの目的や方向性を明確に伝えるために非常に重要です。
転職回数が多い場合でも、一貫したキャリアビジョンを持っていることを示すことで、面接官に理解してもらいやすくなります。
例①:「より高度なスキルを身につけるために、業界をまたいでキャリアを築いてきました」
→転職の動機を一貫性のある形で伝える◎
例②:「前職では製造業の現場管理を担当していましたが、よりマネジメントのスキルを磨くために、次の職場ではプロジェクトマネージャーとして大規模なプロジェクトを担当しました」
→ストーリーを持つことで一貫性を強調できる◎
例③:「IT業界での経験を活かし、その後の職場で新しい技術の導入を成功させました」
→異なる職歴が一つのキャリアビジョンに繋がっていることを示すことができる◎
4. 転職の理由と次のステップをリンクさせる
次に、次の転職先があなたのキャリアにとってどのような意味を持つのかを説明することが重要。
面接官は、あなたが次のステップとして何を目指しているのか?そしてその目標が転職先とどのようにリンクしているのか?を知りたいはずです。
例①:「この会社で自分の専門知識をさらに深め、長期的に貢献したい」
→次のステップに対する意欲を示せている◎
例②:「これまでの経験を活かして、次の職場ではチームのリーダーシップを発揮し、組織全体の業務効率を向上させることを目指しています」
→面接官に強い印象を残せる◎
例③:「前職で学んだ顧客対応のスキルを活かし、次の職場では顧客満足度向上に取り組みたい」
→具体的な目標を掲げている◎
5. 長期的なコミットメントを強調する
最後に、次の職場では長期的に働く意欲があることを明確に伝えることが重要です。
面接官は「またすぐに辞めてしまうのではないか?」という不安を抱えている可能性がありますが、あなたがこの会社での長期的なキャリアを描いていることを示すことで、その不安を和らげることができます。
例①:「この会社でのキャリアを長期的に見据えています。特に、5年後にはチームリーダーとして組織の成長に貢献したいと考えています」
→具体的なビジョンを述べる◎
例②:「ここでの経験を活かし、将来的にはこの部門を統括するポジションに挑戦したい」
→具体的なキャリアプランを共有する◎
例③:「この会社の理念に共感し、ここでの経験を積みながら、自分自身の成長も遂げていきたい」
→長期的にこの会社に貢献したいという意欲を示す◎
まとめ
転職回数が多いことは、あなたの経験の豊富さを示す大きな強みです。
大切なのは、その経験をどのように面接で伝えるかです。
今回ご紹介した5つの対策を実践することで、あなたの魅力を最大限にアピールできるはずです。
次の面接では、転職の多さをポジティブなストーリーに変え、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができるでしょう。
さらに具体的な面接対策や他の成功事例を知りたい方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
転職活動を成功させるためのさらなるヒントやアドバイスが満載です。あなたの次のステップが成功することを心から願っています。
コラムについて
ここでは編集部の山崎が転職について経験したことや感じたことを書いています。
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〈編集:テンマガ編集部山崎〉