自分をよろこばせる習慣で、毎日を上機嫌に過ごすコツ

はじめに

日々の生活で何かとストレスを感じたり、ちょっとしたことでイライラしたりすることってありませんか?そんなとき、まずは「自分をよろこばせる習慣」を取り入れて、上機嫌でいることが大切です。
今回ご紹介するのは、作家、講演家、出版プロデューサーなど様々な顔を持つ田中克成さんの著書『自分を喜ばせる習慣』。田中さんは、自分を喜ばせることで気分が安定し、日々の生活がもっと楽しくなる方法を教えてくれる方です。

「自分をよろこばせる」って、特別なことをしなくても、日々のちょっとした習慣からできるんです。この記事では、田中さんが提案する、自分の機嫌を取るためのシンプルな習慣についてご紹介していきます。

自分を悦ばせる習慣とは

「上機嫌に生きる」ことが、自分を悦ばせる習慣の基本です。
日々の中で、自分を喜ばせる「悦び」をたくさん感じられることが大切なんですよね。「悦び」とは、「悦に浸る」という言葉があるように、自分で自分を喜ばせること。たとえば、髪型が決まってうれしいとか、お気に入りのスニーカーを履いて気持ちがいいと感じる瞬間、そうした小さな「悦び」を噛みしめて自分をスッキリさせていくんです。

他人からの承認やご機嫌取りで喜ばせてもらっていると、どうしても自分の機嫌が安定しづらくなりますよね。だからこそ、「自分で自分を悦ばせる」習慣を持って、自分の幸せを自分でコントロールしていくことが、上機嫌をキープする秘訣です!

朝と夜の習慣

朝と夜は、一日のはじまりと終わり。だからこそ、この時間に良い気分で過ごせるかどうかで、その日全体の充実感が変わってきます。
朝に心地よいスタートが切れれば、自然とやる気も湧きますし、夜には「今日も良い一日だったな」と安らかな気持ちで眠りにつけますよね。
この朝と夜の時間を使って、「自分を喜ばせる習慣」を少しでも持っておくと、上機嫌をキープしやすくなります。

美味しい朝食を食べる:朝ごはんを楽しみに、パッと目が覚めることも。

快便である:朝の快便は、1日を快適にするための基本!

ホットコーヒーを飲む:好きな飲み物で、朝のひとときを楽しみましょう。

お気に入りのスニーカーを履く:朝から好きな靴を履くだけで気分もUP!

朝日を浴びる:太陽を浴びて、心と体をリフレッシュ。朝日を浴びると、体内でビタミンDが作られるほか、セロトニンという“幸せホルモン”が分泌されるため、科学的に見ても幸福感を高めてくれる効果があるんです。

リラックスできる時間を作る:ハイボール片手に一息ついたり、お風呂上がりにのんびりするのも◎。

好きなドラマや映画を観る:ちょっとした楽しみが、夜を充実させてくれます。

サウナで整う:心も体もスッキリした状態で眠りにつけます。

軽く散歩する:静かな夜道を歩くだけで、心もリラックス。

アロマでリラックス:いい香りで心地よく過ごせる空間を。

自宅をパワースポットにする

自宅を自分にとって最高のパワースポットにすることで、毎日のテンションがぐっと上がります。私たちの人生の中で、自宅で過ごす時間は実に半分以上を占めるんです。だからこそ、自宅が自分にとって居心地のいい場所であることが大切。もし自宅がリラックスできる場所でなければ、上機嫌をキープするのはなかなか難しいですよね。
中でも、特に寝室を快適に整えるのがおすすめです。1日のうち7~8時間を過ごすベッドは、自分をしっかり休めるための大切な場所。寝不足では、日中に機嫌良く過ごすのも大変ですからね。寝具や照明、香りやインテリアなど、自分の心が落ち着き、リラックスできる要素を加えると、家がますますパワースポットに近づきます。
自分のテンションが上がる部屋づくりを心がけることで、自宅に帰るのが楽しみになり、毎日のストレスも軽くなりますよ!

怖いことに挑戦する

ちょっと怖いなと感じることや、これまで避けてきたことにあえて挑戦してみると、達成感や自信が得られます。「やってみたかったけどまだやってないこと」をやり遂げた瞬間、きっと「私、できた!」と自分を誇らしく思えるはずです。こうした経験が、日常の「悦び」を大きくしてくれます。
たとえば、思い切って海外旅行に挑戦してみたり、新しい仕事や環境に飛び込んだり、ちょっと勇気がいるマッチングアプリを始めてみるのもいいですね。小さなことでも「やろうと思ってたけど、今まで避けていたこと」を試してみると、新しい一歩が踏み出せた自分を実感できます。
怖い時こそ、「今の自分は、過去の選択の積み重ねでできている」と意識してみましょう。
これまでの自分と違う結果を得たいなら、今までとは異なる選択が必要です。だからこそ、今までやってこなかった選択にあえて挑戦するのは、新しい可能性を見つけるために重要なんです。
怖いことにチャレンジするときには、「怖い=大きな経験値が得られるサイン」と思って、自分を信じて一歩を踏み出してみましょう!

自分の顔の1パーツを溺愛する

「悦に浸る」ためには、まず自分を好きになることがとても大事です。
特に、自分の顔の1つのパーツでも好きなところが見つかると、他人の目を気にせず自信を持てるようになります。
顔を好きになるのが難しい場合は、「歯・筋肉・髪型」に注目してみるのがおすすめ。これらは自分の努力で変えやすい部分だからです。歯を白く保ったり、髪型を工夫したり、筋トレで表情を変えることで、少しずつ「この部分は好き!」と思えるようになります。
たとえば、歯の白さや髪型が決まると、鏡を見るたびに「自分、悪くないな!」と思えて、自然と悦びが感じられるようになるんです。自分が一番好きな部分を見つけてあげて、それを自分なりに溺愛する習慣を持つことで、自然と自己肯定感も上がっていきますよ。

食事から小麦を減らす

小麦には「グルテン」と呼ばれるタンパク質が含まれています。このグルテンに対して敏感な体質の人は、腸の調子が悪くなり、下痢や便秘を引き起こしやすくなります。お腹の調子が悪いと、さすがに上機嫌をキープするのも難しいですよね。
腸は「第二の脳」とも呼ばれていて、実は幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の90%が腸で作られています。腸が元気だとメンタルも安定しやすくなり、反対に腸の調子が崩れると気分も不安定になりやすいんです。
小麦を少し減らすことで腸内環境が整いやすくなり、セロトニンの分泌も促進されて、結果としてメンタル面も落ち着きやすくなります。自分に合うかどうか、少し試してみて体調の変化を感じてみるのも良いかもしれません。

定期的に運動する

田中さん自身も39歳のときに精神的に辛いことがあり、その時キックボクシングを始めたことで、嫌なことを忘れられ、格闘技に夢中になる日々が少しずつ増え、充実感を感じることができたそうです。運が悪いときほど、運動する時間や心の余裕がなくなりがちですが、そんなときこそ運動を取り入れることが大事なんです!
「運動」は「運を動かす」と書くように、体を動かすことで気分がリフレッシュし、運気も変わりやすくなります。辛いと感じる日こそ、少しでも体を動かしてみると、意外と気分が晴れやかになり、ポジティブなエネルギーが戻ってくるはずです。

まず自分を満たす

自分が十分に満たされていない状態で、他人に与えようとすると、つい「これだけやったんだから、何か見返りが欲しい」と考えてしまいがち。実は、満たされていないまま誰かに尽くすことは、自分の中で無意識に「偽善」にもつながりかねないんです。
本当に誰かに見返りを求めず与えたいなら、まずは自分の心や体を十分に満たしてあげることが先決です。心が満たされてこそ、自分に余裕が生まれ、他人に対しても自然に優しく、気前よく振る舞えるようになります。
まずは自分をケアし、喜ばせる習慣を身につけて、そこから自然と周囲にも良い影響が広がるんですよ!

できないことはできないと認める

毎日、苦手なことを無理して頑張って続けていると、なかなか結果が出ないので「自分ってダメだな…」と自己嫌悪に陥りがちです。そんな風に「できないこと」に執着してしまうと、だんだん気持ちも不機嫌になってしまいます。
何度挑戦しても苦手だったり、やっている時についイライラしてしまうようなことは、思い切って「自分には合わない」と認めて手放してしまうのも大事な選択です。無理に続けるより、自分が得意なことや楽しめることに集中することで、心も軽くなり、不思議と結果もついてくるようになりますよ。

まとめ

「自分を悦ばせる習慣」を取り入れることで、日々の生活がぐっと心地よくなります。
まずは自分が心地よい状態で過ごすことが大切。
新しいことにチャレンジしつつも、自分が満たされることを意識していけば、毎日がもっと楽しくなるはずです!