こんにちは!テンマガ編集部の山崎です!
私は採用支援の会社で、1000人近くの求職者の方々の面接をしてきました。
面接をする中での経験をもとに、これから転職活動に挑むあなたへ役立つ情報をシェアできたらと思います!
早速ですが、転職の面接では「自己紹介をしてください」と言われることが非常に多いです。
自己紹介は面接における、一番最初の項目になります。
何事も出だしが肝心。ここで面接官の心をがっちり掴んで、選考突破の糸口を作りましょう!
「面接の自己紹介で何を言えばいいか分からない」「どうやって自己紹介を作ればいいか分からない」というそこのあなた。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
そもそも自己紹介ってなんで聞かれるの?
理由は主に下記の2つです。
・緊張をほぐすため
・最低限の準備をしてきているかどうかの確認
です。詳しく見ていきましょう!
■緊張をほぐすため
この記事を読んでいる人は、転職の面接が初めてだという方も多いはず。
新卒の採用面接の時を思い出してみてください。とても緊張したのではないでしょうか?
転職の面接でも同様に、ほとんどの方は緊張されると思います。
企業の面接官もそのことをわかっているので、まずは緊張をほぐしてもらうという目的で、自己紹介をしてもらうケースが多々あるのです。
自己紹介は突飛な質問と違い、あらかじめ作成することができます。
また、自己紹介そのものの内容について突っ込まれることはほとんどありません。
事前に作成してきた自己紹介を話してもらうことで、候補者の緊張をほぐそうとしてくれています。
大学生時代、パワーポイントを使って自己紹介や、なんらかのプレゼンの経験がある人もたくさんいらっしゃるかと思います。
その時、自分の出番が来る直前はとても緊張していませんでしたか?
でも、いざ自分の出番が来て、一言喋ってみると意外とそのあとはスラスラいきませんでしたか?
面接の際に、自己紹介を一番最初にしてもらうことは、上記と同じような効果があります。
だから、面接の一番最初に「自己紹介をしてください」と言われるのです。
■最低限の準備をしてきているかどうかの確認
もう一つの目的は、基本的なコミュニケーションをとることができるかどうかの確認です。
面接を受ける方の中には、意欲が低くなんとなく受けに来たような人や、ほとんどなんの準備もしていない方もいます。
最初に自己紹介をしてもらうことで、転職に対する意欲を確かめることができるのです。
自己紹介では何を伝えればいいの?
それではいよいよ本題です!
自己紹介では、具体的に何を伝えればいいのでしょうか?
伝えるべきポイントは下記の5つです。
・挨拶
・出身大学
・入社した会社の名前
・行ってきた仕事
・転職する理由
前提として自己紹介では、最低限の自分の情報を相手に伝えることができればいいので、あまりにも長く喋らない方がいいです。
面接官によっては、
「3分で自己紹介してください」
「1分くらいで自己紹介してください」
など、時間を指定されることがあります。
なので、事前準備の段階で、ショートバージョン、ロングバージョンのバリエーションを準備しておくことが大事です。
(例文あり)面接官に好印象を与える自己紹介の作り方
それでは実際にどのように自己紹介を作成していくのかについて、お答えしていきます!
〇〇という部分にあなたの情報を埋め込むだけで、すぐに使える自己紹介を作成できるようにお伝えしていきますね。
1.挨拶
挨拶の部分は、基本的にどなたでも同じ形式になります。
例:「はじめまして。〇〇(あなたの名前)と申します」
これだけです。
緊張していて名前だけを伝えてしまう人が一定数いらっしゃるので、必ずフルネームで挨拶をするように注意してください。
2.出身大学
例:「〇〇年〇〇月に、〇〇大学の〇〇学部を卒業しました。」
出身大学についても、これだけです。
大学に行っておらず、高校卒業後からすぐに働かれている方は、
「〇〇年〇〇月に、〇〇高校を卒業しました。」
と言い換えてください。
短大や専門学校も同様です。
3.入社した会社名
例:「〇〇年〇〇月から、正社員として株式会社〇〇で勤務しております」
正社員ではなく、派遣社員ととして勤務しているのであれば、
例:「〇〇年〇〇月から、派遣社員として株式会社〇〇で勤務しております」
と言い換えてください。
ここまでは、簡単ですね!ただ情報を入れるだけで完成します。
4.行ってきた業務
ここからは少し考える必要があるかもしれないですね。
私が支援を行なってきた方の職種として、営業職、販売職を経験されてきた方が最も多かったので、今回は営業職バージョンで例文を載せておきます。
基本的には、下記フォーマットで大丈夫です。
例:「〇〇(会社名)では、〇〇という業務に従事しており、主に〇〇を担当していました」
〇〇会社では、法人営業に従事しており、主に新規顧客の開拓を担当していました。
〇〇会社では、個人営業に従事しており、主に既存顧客のフォロー業務に従事していました。
〇〇会社では、販売活動に従事しており、主に顧客の接客業務を担当していました。
などです。
ここで必要以上に細かく職務内容について喋る必要はありません。
職務内容については別途質問が飛んでくるのでそこで答えれば良いです。
ただ、もしも「3分で自己紹介をしてください」と言われた時や、すこし長めの自己紹介が必要な時は、もう少し職務の詳細を伝えても良いです。
5.転職する理由
ここもなかなか大変かもしれません。
基本的なフォーマットは下記で大丈夫です。
例:「働いていく中で、〇〇と思い、この度転職活動を行なっております」
まずはイメージを掴みやすくするために、例文を載せます。
「働いていく中で、より顧客に寄り添った営業活動を行いたい、と思いこの度転職活動を行なっております」
「働いていく中で、よりチャレンジングな環境で仕事をしたい、と思いこの度転職活動を行なっております」
これらは、実際の面接で使用された例文です!
ポイントはたったひとつ。
自分自身の転職活動の軸の中から、自分の中の最も大きい転職したい理由を、ポジティブ要素に変換して、1つだけ伝えることです。
あなたが転職活動を始めた理由は何ですか?
・給料が低い
・残業をしたくない
・転勤が嫌だ
・人間関係が辛い
上記に当てはまるのではないでしょうか?
むしろ、どれか一つではなく、複数の理由がある方も多いと思います。
自己紹介の際は、そこから一つだけを簡潔に伝えましょう。
複数の転職理由があったとしても、それらを全て伝えてしまうと、自己紹介の時間がかなり長くなってしまい、印象が悪くなってしまいます。
なので、自分が一番転職したい理由のみを、ポジティブな要素に変換して伝えましょう。
ネガティブ要素をポジティブ要素に変換
ネガティブな理由から転職活動を行なっている方も少なくないかと思います。
ただ、ネガティブ要素を面接官にそのまま伝えると、あまり印象が良くありません。
これは、自己紹介だけでなく、その後の質問の際も意識してほしいことですが、ネガティブ要素はポジティブ要素に変換しましょう。
例えば上記の転職理由を変換すると、
・給料が低い→頑張れば成果が認められる環境で仕事がしたい
・残業をしたくない→だらだらと働かず、決められた時間で生産性を高めた働き方がしたい
・転勤が嫌だ→じっくりと腰を落ち着けて、着実に働いていきたい
・人間関係が辛い→周りの同期や先輩と切磋琢磨することができる環境で働きたい
といったように、ネガティブ要素はポジティブ要素に変換して伝えましょう。
みなさんが面接官だとして、
「給料が低いから転職します。」という人と、
「頑張れば認められる環境で、目標を持って仕事に取り組んでみたい」という人、
どちらの人に良い印象を持ちますか?
もちろん後者の方ですよね!
ネガティブ要素はポジティブ要素に変換!
これを忘れないでください。
まとめ
自己紹介にはどんな要素を入れるのか?
・挨拶(初めましてと、氏名を伝える)
・出身大学(高校・短大・専門)
・入社した会社名
・行なってきた業務
・転職理由
この5つのことを簡潔に伝えましょう。
自己紹介作成の上で、気をつけるポイント
挨拶~行ってきた業務までは、ありのままを書くだけでいいので、考えることも多くありません。
自己紹介で唯一、気をつけるべきなのは、転職理由の伝え方のみです。
ポイントは
・ネガティブ要素をポジティブ要素に変換する
・複数の転職理由があれば、そのうちの1番の理由を伝える
この2つです。
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最後までお読みいただきありがとうございます!
面接での自己紹介は、あなたの未来を切り開く第一歩です。
自己紹介は単なる形式的なものではなく、自分自身のストーリーを語るチャンスです。
あなたの経験やスキル、そして転職に対する意欲をしっかりと伝えることで、面接官に強い印象を残し、「この人と一緒に働きたい」と思わせることができます。
転職活動には不安や緊張がつきものですが、しっかりと準備をして臨めば、必ず道は開けます。
自信を持って、未来の自分を描くステージに立ちましょう。
あなたが次のステージで素晴らしい人生を築くための助けになれたなら、とても嬉しいです!
コラムについて
ここでは編集部の山崎が転職について経験したことや感じたことを書いています。
更新は不定期ですが、私なりの転職の考え方に関する内容を発信していきます。
転職に関する質問やご相談についても受け付けますので、下記ラインもしくは質問フォームからお送りください。
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〈テンマガ編集部:山崎〉