履歴書と職務経歴書の書き方ガイド

はじめまして、テンマガ編集部の木村です。


私は岡山県の田舎で育ち、ファッション雑誌で見る都会の「キラキラ女子大生」に憧れを抱いて関西の大学に進学しました。

大学1回生の時には、アメリカへの短期留学を経験し、異文化と触れ合う楽しさを知りました。この経験が、私にとって世界が広がるきっかけとなりました。

新卒での就職活動では、自分の「好き」を仕事にしたいという思いから、旅行会社に入社しました。

しかし、夢見た世界とは裏腹に、月120時間を超える残業で心身ともに疲弊してしまいました。
そんな中、あるキャリアアドバイザーとの出会いが、私の人生を大きく変えました。
そのアドバイスをきっかけに、人材業界へと転職し、現在に至ります。

今では、私自身がキャリアの転機を迎えた経験を活かし、多くの方々の「自分のなりたい」を叶えるお手伝いができることにやりがいを感じております。

私が転職活動で不安に感じたことや、人材業界で働く中で気付いたことを共有し、少しでも皆さんの転職活動に役立つ情報をお届けしたいと思います。

今回は、転職活動における大切なポイントを、私の経験を交えながらお伝えしたいと思います。

こんな方におすすめです!

  • 転職に不安を感じている方
  • 履歴書・職務経歴書の作成が分からない方

目次

1.書類作成の基本

履歴書と職務経歴書って、作成するのに結構悩みますよね?

何を書けばいいのか、どう書けば効果的なのか…なんとなく手が止まってしまうことも多いと思います。
でも、採用担当者にとっては、あなたの第一印象を決める大切な書類です。
これらの書類を上手に作ることで、採用の可能性をぐっと高めることができます

ポイント1: 採用担当者が最初に目を通す重要な書類


履歴書や職務経歴書は、あなたがどんな人で、どんな経験をしてきたのかを相手に伝えるための最初の手段です

特に履歴書は、基本的な情報をシンプルに伝えるためのもので、職務経歴書はあなたの実績やスキルを具体的にアピールするためのものです
。採用担当者がこれらの書類を見て、あなたに会ってみたいと感じるかどうかが決まるのです。

ポイント2: 自己PRと経験を適切にアピールするためのツール


履歴書と職務経歴書は、ただの情報の羅列ではありません。
これらの書類は、あなたがどれだけ企業にマッチしているかを示す「アピールの場」なんです。

履歴書では、学歴や職歴などの基本情報をコンパクトにまとめつつ、自己PRや志望動機で自分の強みや意欲を伝えることが重要です。
一方、職務経歴書では、これまでの経験やスキルを具体的に述べ、どのように企業に貢献できるかを伝えることがポイントです。

ポイント3: 履歴書と職務経歴書の違いとその重要性

履歴書と職務経歴書は似ているようで、実は役割が異なります。

履歴書はあなたの基本情報を網羅したものであり、形式も比較的決まっています。

これに対して、職務経歴書は自由度が高く、あなたの経験をどのようにアピールするかが問われます。

どちらも重要な書類ですが、特に職務経歴書はあなたの個性やスキルをどれだけ際立たせられるかが勝負どころです。

2. 履歴書の基本構成とポイント


履歴書の作成において、何を書けばいいのか迷うことはありませんか?

履歴書には、企業があなたを採用する際に必要な情報が詰まっています。基本的な構成を押さえて、しっかりとアピールできるようにしましょう。

基本情報の記載: 氏名、住所、連絡先などの基本事項


まずは基本情報から。
履歴書の最初のセクションには、氏名、住所、連絡先(電話番号やメールアドレス)を記載します。

これらの情報は、企業があなたと連絡を取るために必要なものです。

特にメールアドレスは、ビジネス向けのものを使用し、カジュアルすぎるアドレスは避けましょう。

学歴・職歴: 簡潔に、かつ効果的にアピールする方法


学歴と職歴の部分は、簡潔にまとめつつ、重要なポイントをしっかりと押さえましょう。

学歴は中学校卒業以降を記載し、特に最終学歴は強調しましょう。
職歴については、直近の職歴から順に記載しますが、特に業績や成果がある場合は、簡単に触れると良いでしょう。

ただし、詳細な説明は職務経歴書に譲り、履歴書ではシンプルにまとめるのがポイントです。

資格・スキル: 自分の強みをどのように表現するか


履歴書には、あなたが持っている資格やスキルを記載するセクションもあります。ここでは、応募する職種に関連性の高い資格やスキルを選んで記載することが重要です。例えば、語学力が求められる職種であれば、TOEICやTOEFLのスコアを記載することで、あなたの能力をアピールできます。また、特定のソフトウェアに精通している場合なども、具体的に記載しましょう。

自己PRと志望動機: 印象に残る内容の作り方


最後に、自己PRと志望動機のセクションです。
ここでは、あなたの強みや特徴を企業に伝えるチャンスです。

自己PRでは、自分がどのような人間で、どのようなスキルや経験を持っているかをアピールします。
志望動機では、なぜその企業で働きたいのか、どのように企業に貢献できるのかを具体的に述べると良いでしょう。
ポイントは、単に「こうしたい」という願望ではなく、「こうだからできる」という根拠を示すことです。

3.職務経歴書の基本構成とポイント


職務経歴書を作るのが苦手な方も多いかもしれませんが、心配いりません。

職務経歴書は、あなたがどのような経験を積んできたのか、具体的にアピールするための書類です。

少し工夫すれば、誰でも魅力的な職務経歴書を作成することができます。

職務経歴の書き方: 実績と経験を具体的に書くコツ


職務経歴書の中心となるのが、これまでの職歴の記載です。
ここでは、どのような業務に携わり、どのような成果を上げたのかを具体的に述べることが重要です。

単に「営業を担当していた」と書くのではなく、「年間売上目標を120%達成した」や「新規顧客を50社開拓した」など、具体的な数字や成果を交えて記載することで、あなたの実力をしっかりと伝えることができます。

業務内容の説明: あなたがしてきたことをわかりやすく伝える方法


職務経歴書では、業務内容を詳細に記載することも重要です。

しかし、あまりにも専門的な用語を多用すると、採用担当者に伝わりにくくなってしまいます。

業務内容を説明する際は、できるだけわかりやすい言葉を使い、簡潔にまとめるようにしましょう。

また、業務の中で特に自分が工夫した点や、他の社員とは異なる成果を上げたポイントなどもアピールできるとさらに良いです。

成果と貢献: どのように企業に貢献したかを強調する


職務経歴書では、単に「やったこと」を列挙するだけでなく、「どのように企業に貢献したか」を強調することが大切です。


例えば、新規プロジェクトを立ち上げた経験がある場合は、そのプロジェクトが企業に与えたインパクトや成果を具体的に示しましょう。また、チームをリードした経験がある場合は、チームが達成した成果と、それに対するあなたの貢献度を明確にすることで、採用担当者に好印象を与えることができます。

4.採用担当者にアピールするためのコツ

イントロ: 採用担当者は何を見ているのか?


履歴書や職務経歴書を作成する際に気をつけたいのは、採用担当者がどこに注目しているかを理解することです。

採用担当者は、多くの応募書類の中から短時間であなたの魅力を見つけ出す必要があります。

だからこそ、重要なポイントをしっかり押さえて、採用担当者にアピールできる書類を作成することが大切です。

書類全体の統一感: フォントやレイアウトの工夫でプロフェッショナルに見せる


採用担当者に良い印象を与えるためには、書類全体の統一感が非常に重要です。

まず、フォントは統一し、読みやすいものを選びましょう。

サイズや色も統一することで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
また、レイアウトにも注意を払い、適度な余白や段落の使い方を工夫して、見やすい書類に仕上げましょう。

これらの細かい工夫が、採用担当者に「しっかりと準備された応募者」という印象を与えます

強みを強調する: あなたの強みが際立つポイントを押さえる


履歴書や職務経歴書を通じて、あなたの強みをしっかりと伝えることが重要です。

特に、採用担当者が求めているスキルや経験があなたにある場合は、それを強調する記載を心がけましょう。
例えば、求められるスキルが「リーダーシップ」や「問題解決能力」であれば、そのスキルをどのように発揮したか、具体的なエピソードを交えて記載すると効果的です。

ミスのない完璧な書類: 誤字脱字のチェックリスト


どれだけ内容が充実していても、誤字脱字があると一気に信頼感が薄れてしまいます。

書類を提出する前には、必ず誤字脱字のチェックを行いましょう。

自分では気づきにくい場合もあるので、家族や友人にチェックしてもらうのも良い方法です。
また、日時や数字の間違いがないかも確認し、完璧な書類を提出することを心がけましょう。

5. 書類提出時の注意点


履歴書と職務経歴書を無事に作成し終わったら、いよいよ提出の段階です。
ここでもいくつか注意すべきポイントがあります。最後の詰めをしっかりと行い、万全の状態で提出しましょう。

PDF形式での提出: フォーマットが崩れないようにするためのポイント


まず、履歴書と職務経歴書はPDF形式で提出することをお勧めします。
PDF形式であれば、フォーマットが崩れる心配がなく、相手に意図した通りのレイアウトで見てもらえます。
WordやExcelで作成した書類をそのまま送ると、相手の環境によってレイアウトが崩れる可能性があるため、必ずPDFに変換してから提出しましょう。

ファイル名の付け方: 採用担当者に分かりやすい名前の付け方


ファイル名の付け方も意外と重要です。採用担当者が多数の応募書類を管理する中で、あなたのファイルがすぐに見つかるように、わかりやすい名前を付けましょう。

例えば、「履歴書_山田太郎_2024.pdf」や「職務経歴書_山田太郎_2024.pdf」のように、名前と日付を含めると親切です。

また、無意味な記号や長すぎるファイル名は避け、シンプルかつ明確な名前を付けることがポイントです。

送信メールの書き方: メールの内容も重要!気をつけるべき点とは?


書類を提出する際のメールの書き方にも注意が必要です。

メールの本文には、簡潔に自分の名前と応募の旨を記載し、添付ファイルの説明を添えます。

また、メールの件名もわかりやすく、「〇〇株式会社採用担当者様_山田太郎_履歴書提出」などとするのが良いでしょう。
丁寧な挨拶とともに、必要な情報を簡潔に伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。


以上が、履歴書と職務経歴書の書き方ガイドです。

このガイドを参考にして、自分の経験やスキルを最大限にアピールできる書類を作成しましょう。
少し工夫するだけで、あなたの魅力がぐっと引き立ち、採用のチャンスが広がること間違いありません。

もし、迷ってしまう部分があったり、もっと効果的に書類を仕上げたいという方は、ぜひアドバイザーに相談してみてください。

プロの視点からアドバイスをもらうことで、自分では気づかないポイントや改善点が見つかり、より完成度の高い書類が作成できますよ。
あなたの就職活動が成功することを心から願っています。

〈編集:テンマガ編集部木村〉